秋たけなわです🍁10月8日あたりが二十四節気の「寒露」になります。
夏が終わり秋になり、草花の葉に露が付き始めるころです。
キンモクセイやギンモクセイも咲き始め、かぐわしい香りを楽しんでいると、どこからともなく異臭が漂ってきます。
イチョウの木の下に落ちたギンナンの実からの匂いです。
イチョウは2億年前(ジュラ紀)に最も栄え、氷河期をくぐり抜けた古くからの植物で、1属1種で類縁植物はありません。
雌性の木と雄性の木が異なり(雌雄異株)、雌性の木に果実がなります。
わが国には、室町時代かそれ以前に渡来したようで神社やお寺に大きな古木がありますが、野生している木はなく、人為的に繁殖されたものです。
ギンナンにも品種があり、国内各地で特産物として栽培されています。
果実は茶碗蒸しやから入りとして食べます。また材は木工品として利用されています。